JCLO ChallengeTour
~The Road to Success~
静ヒルズカントリークラブ河村 来未
Information
毎年、運営を切り詰めてキープした余剰金で開催するJCLO主催のChallenge Tour。テーマは「成功への道のり」と題して今期は静ヒルズカントリークラブで開催する。
2023は過去の試合主催者様のご好意もあり、賞金総額をアップすることができる大会となる。関係者に感謝の大会でもある。
Highlight
ジャパンサーキットレディース2023第8戦JCLO Challenge Tour。 当初年間スケジュールには組み込まれていなかったが、JLPGAプロテスト二次会場である静ヒルズカントリークラブと調整し、JLPGAプロテスト直前の9月第3週に開催が決定。 プロテスト合格を目指す選手、惜しくも一次で涙を飲んだものの次のステップのため自己研鑽の場とする選手をはじめ、多くの選手が本大会にエントリーをした。
一時雨予報も出ている天気ではあったが、晴れでは暑さとの戦いも強いられることを考えれば、選手としては好コンディションと言える中、定刻の7:04にアウト、インから選手がスタートしていく。
スタートホールはアウトがパー4、インがパー5。 インスタートからは第1組高橋、河村、平塚が3選手ともバーディーを皮切りに11人がバーディースタートとなったが、アウトスタートは第9組の水野のみがバーディーと、明暗を分けるスタートホールとなった。
本大会はコースの協力もあり、JLPGAプロテストと同じ距離をセッティング。 グリーンコンディションとピンポジションこそ違うものの、我慢を強いられるゴルフが展開されるかと思っていたが、イン第1組の河村、平塚がスタートホール以降も着実にスコアを伸ばしていけば、それに負けじとアウト第6組の諸橋が2番から3連続バーディーを奪い、こちらも順調にスコアを伸ばしていき、フロントナインを終了した時点では、河村、平塚、古川、諸橋、早川が3アンダーでトップグループを形成した。
ほぼ雨の心配もなくなったバックナイン。 トップスタートの河村がバックナインも危なげのないゴルフを展開し、要所でバーディーを奪いながらパーを着実に重ねていく。 これになんとか食らいついていきたい同組の平塚だが、2番で河村がバーディーとしたのに対し痛恨のボギーを喫してしまい、ここで河村と平塚の差が2打に広がる。
その後、河村が5番で本日5個目のバーディーを獲ると平塚も負けずにバーディーとしたが2打差は縮まらず。 この日の河村は崩れそうな展開を微塵もみせず、ノーボギーのラウンドでトータル6アンダー、クラブハウスリーダーで後続を待つ。 その後、フロントナインを河村と同じく3アンダーとしたイン第3組古川が、惜しくもバックナインを2アンダー、フロントナインアウトスタートで1アンダーでまわった柏原が、バックナインを4バーディーノーボギーの追い上げを見せたが、二人とも1打及ばず。 6バーディーノーボギーの素晴らしいゴルフを展開した河村に、ジャパンサーキット6勝目という勲章がまたひとつ加わった。
ジャパンサーキット6勝目の河村
この大会の後結果となるが、晴れてJLPGAプロテストに合格し96期生となった河村来未。今後に活躍にも期待したい。