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JCLO

一般社団法人 ジャパンサーキット・レディース推進機構

What is JCLO

 社)ジャパンサーキット・レディース(JCLO)は「For all Lady‘s Golfers」というスローガンを掲げ、ゴルファー達に試合の機会を与えるとともに、新しい活躍の場を提供していくことを目的としています。また、次世代の育成を行い、ゴルフを通して地域貢献やコミュニティを育みながら、資質の向上を目指すことを目的とし、その目的に資することを事業としています。

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2022/05/13-14~第2戦・群馬~ Image
JCLO2023~第2戦~

関東建設presents,
赤城国際女子
オープン2023

赤城国際カントリークラブ

  堀内 明莉

Tournament Information(大会案内)

(5/13)トーナメントエントリー選手一覧

(5/14)サポーターズコンペ出場選手一覧

Tournament Pairing(組合せ)

Information

今期から運営を委託されたトーナメント。賞金総額500万(優勝100万、最下位4万)に加えて、サポーターズコンペ参加者には、5万が支給される。トーナメント開催の翌日にサポーターズコンペを開催。
※サポータズコンペメンバーに確定後、キャンセルをした選手は次回のサポーターズコンペの優先はいたしません

 

Highlight

上毛三山最高峰赤城山の麓赤城国際カントリークラブに強き女子が終結、関東建設Presents,赤城国際女子オープン2023が、今年からジャパンサーキット・レディース運営のもと行われた。
昨年JLPGA選手を中心に、群馬県のジュニアゴルファーを含めて行われたこの大会、主催者の「若いプロを目指す女子ゴルファーの応援の場も兼ねたい」との意向から、過去の実績を買っていただき、ジャパンサーキット・レディースに運営、選手募集を任せていただくことになったものだ。
前日までの好天と打って変わって雨予報もでている関東地方、雨よりもやっかいなのは雨天時に発生する霧と聞いていたが、選手の迎え入れに万全を期すため関係者が6時に集合した際は、外は深い霧に包まれ20mほどしか視界がない状況。
それでも選手が集まり始めた7時ころには視界もよくなり、スタート時間には関東平野の街並みがはっきりと見えるまでに回復した。

ジャパンサーキットレディース
4ホールのプレーオフの末、見事優勝の堀内明莉

午前8時、赤城国際招待選手11名、JCLOエントリー選手48名、群馬県ジュニア招待選手10名の合計69名が、西、南コースそれぞれ9組に分かれてスタートしていった。
赤城山のなだらかな中腹に作られた赤城国際カントリークラブは、赤城山から吹いてくる風と、1964年開業の歴史が作った、根が詰まり硬く細かいアンジュレーションがあるグリーンをいかに読み切るかが攻略のカギとなる。
雨は降っていないものの、気温が上がらず冬に逆戻りしたような気候ではなかなか好スコアがでず、フロントナインを終了した時点のトップスコアは早川の1アンダー35。
これをイーブンパー36で堀内、兼松、倉田、大村、西山、大和の6人が追う展開。

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壮絶なプレーオフの末、悔しい2位の兼松亜衣

折り返してきた選手が口々に言ったのは、やはりグリーンが難しいこと。
バックナインも1打を争う展開になることは容易に予想ができた。まず西3組目でスタートした早川が2つ落として1オーバー73でホールアウト、続いて兼松が後半を37でまとめ同じく1オーバーでホールアウトする。
兼松の直後に川上がやはり1オーバーでホールアウトすると、すぐ後の組から堀内が同じく1オーバーであがり、この時点で4人によるプレーオフの可能性が高くなってくる。
その後の組からは73を超える選手も、並ぶ選手も現れず、ジャパンサーキット史上最多となる4人によるプレーオフが確定した。
プレーオフは南9番(18番扱い)を使って、これもジャパンサーキット初のサドンデスにより決着が着くまで行われる。
南9番はゆるやかな登りのパー5。左右のプレッシャーはさほどないが、距離が長く女子選手は2打では届かないので3打目の精度が勝敗を分けることになる。

ジャパンサーキットレディース
早川夏未はカウントバックで、惜しくも3位

ティショットは早川⇒兼松⇒川上⇒堀内の順。早川、堀内がフェアウェイをキープし、兼松、川上が左右のラフ。セカンドは川上のみがラフに行き、残る三人はフェアウェイをとらえる。
勝負の3打目、早川、兼松がグリーンをとらえたのに対し、川上は奥わずかにグリーンをこぼれ、堀内も奥のラフに打ち込んでしまう。
が、ここから堀内は見事なアプローチでピンまで1.2mに寄せる。対して、川上はクラブが強く入ってしまい、グリーンをオーバー。返しのアプローチもピンまで2mと微妙な距離が残る。
早川、兼松は2パットのパー、堀内も1.2mを難なく沈める。しかし、川上は2mを沈めることができずボギーとし、まず1ホール目で川上が脱落した。

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プレーオフで敗れたものの初参戦でプレーオフまで持ち込んだ川上知夏

プレーオフ2ホール目は、3人とも3打目をピンまで5m前後に収めてきたが、だれもバーディパットを決められず、勝負は3ホール目に突入する。
3ホール目は3人ともティショットをフェアウェイに運ぶが、2打目で早川、兼松がラフ、堀内がフェアウェイと明暗が分かれる。
それぞれがグリーンを狙った3打目、早川が左にひっかけてしまいグリーンには乗ったもののピンまで20mのロングパットを残す。同じく左に出てしまった兼松は約30ヤードの左ラフ、そして堀内のショットはピン筋に向かい奥6mのバーディチャンスにつけた。

ジャパンサーキットレディース
プレーオフが終わればインスタ女子に

まず左ラフから兼松の4打目は3.5mの難しいパーパットを残す。
続いて早川のロングパットは距離感が合わなかったのか、兼松より距離を残してしまう。
これを決めれば文句なしの優勝となる6mの堀内のパーパットはカップを70㎝ほど過ぎて止まり、二人のパーパット次第の状況となる。
堀内の残りを考えれば入れるしかない状況に追い込まれた早川、兼松だったが、二人ともカップの右をかすめ惜しくもボギー。
最後に70㎝を沈めれば優勝となる堀内。
多くの関係者が見守る中、これを見事に沈め堀内がジャパンサーキット3勝目を飾った。南9番での堀内のガッツポーズは、深く印象に残る。
そして、さらに印象に残ったシーンは、全員参加による表彰式で、主催者の関東建設工業・高橋社長より、100万円の優勝賞金ボードが授与され、それを高々と揚げる堀内の姿だった。

地元群馬を元気にしよう!

パンフレットにも、ポスターにも、記載されているこのキャッチコピー。地元愛が伝わる主催者様の熱い思いと、100組を超える地元ギャラリーからも、それは伝わってきた。スタートコールも導入し、レギュラーツアーさながらの雰囲気を演出してくれた赤城国際カントリークラブにも、参加した選手は、感謝の気持ちを忘れないでほしい。

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勝利の瞬間、ギャラリーに応える堀内
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主催者を中心とした集合写真
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表彰式でplateを掲げる堀内