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JCLO

一般社団法人 ジャパンサーキット・レディース推進機構

What is JCLO

 社)ジャパンサーキット・レディース(JCLO)は「For all Lady‘s Golfers」というスローガンを掲げ、ゴルファー達に試合の機会を与えるとともに、新しい活躍の場を提供していくことを目的としています。また、次世代の育成を行い、ゴルフを通して地域貢献やコミュニティを育みながら、資質の向上を目指すことを目的とし、その目的に資することを事業としています。

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2022/12/05~最終戦~ Image
最終戦

第7回
Asia-G NextStar
ChallengeCup

入間カントリー倶楽部

  河村 来未

Tournament Information(大会案内)

エントリー選手一覧

Tournament Pairing(組合せ)

Prologue

   JCLO立ち上げ時から協賛していただいているアジアホールディングス主催のツアー。今年で7回目を数える伝統的な大会。昨年は、壮絶なプレーオフをJLPGAに合格した桑山紗月がパッティングを見せての優勝!その前年は坂井留奈のhole in oneが飛び出し優勝!。毎年何かが起こる・・・・・今年はどんな結末が待っているか。。。。

Highlight

本格的な真冬のような寒さに襲われた12月5日。
ジャパンサーキット・レディース2022最終戦、第6回Asia-G NextStarChallengeCupが例年開催してきたオリンピックナショナルゴルフクラブから会場を移した、入間カントリー倶楽部で行われた。

ジャパンサーキットレディース
優勝した河村来未

ここまでポイントランキングトップの千葉が欠場したことにより、逆転クィーン誕生の可能性が強まった今大会。
最高気温が10℃を下回る予報が出て雨こそ落ちてきていないものの、厚く重たい雲に覆われた空がより一層寒さを演出するが、熱い選手たちが寒さをものともせずコースに打ち出していく。
前戦同様アウトのスタートホールはパー5で、できればバーディーが欲しいところではあるが、風は微風なものの寒さが響きバーディー発進となったのは4組の西山のみ。
インスタートはパー4からのスタートということも相まって、バーディースタートはゼロとなった。

ジャパンサーキットレディース
プレーオフの末悔しい2位の松岡華

入間カントリー倶楽部は、アウトが比較的距離はあるものの、グリーンまでの見晴らしは良く選手としてはまわりやすい。対してインは、打ち上げ、ドッグレックを含めてトリッキーな印象だ。
昼近くになり気温が少しは上がることを期待したがほとんど変わらず、ともするとスタート時点より下がったのではないかと思われるなか、フロントナインは、比較的スコアが出やすいと思われたアウトコースで総バーディー数が5、インコースの総バーディー数が4と各選手が大苦戦。
フロントナイン終了時点で、アウト4組の諸橋のイーブンパーをトップとして、1オーバーが3人、続く2オーバーが6人と久しぶりのハイスコアでの戦いで昼休憩に入る。

Japan Circuit Ladies Organization
3位の花渕里帆

バックナインに入ると、寒さになれたこともあるのかバーディーの数も多く見受けられるようになる。
まずアウト2組目スタートの花渕が、インに入って12、13番で連続バーディー。 インスタート組では同じく2組の古屋が6、7番で連続バーディーと気を吐くが、二人とも午前のスコアが響き、トップを狙うにはもうひと頑張りが欲しいところだが、天気とコースがなかなかそれを許してくれない。
午前を終わってトップにいた諸橋がイーブンパーのまま最終盤まできたが、16、17番で連続ボギーを叩き一歩後退、その間にアウトスタート最終組の河村が12、13番で連続バーディーを奪い1オーバーでトップに躍り出ると、同じ組の松岡がバックナインで着実にパーを重ね同じく1オーバーで並走する。

ジャパンサーキットレディース
花渕と同スコアながらカウントバックで4位の諸橋愛奈

前をまわる一般客の関係で遅れに遅れたが、最終組の河村、松岡がトップで並び最終18番はロングホール。
日没も気になる時間で、このホールで決着するかと思われたが両者パーとなり、1オーバー73でホールアウト。 すでに薄暗くなんとかボールが見える状態であったが、10番を利用してのプレーオフ決着にもつれ込んだ。
昨年に続き、またもプレーオフとなった最終戦。ホールは、IN10番。第1打は打下ろし、第2打は打上げとなるミドルホールだ。
規定により、プレーオフは、このひとホールのみで、決着がつかなかった場合は、18番からのカウントバックとなる。14番まで同スコアの両選手だが、13番がパーの松岡に対して、バーディの河村。 勝ちに行く必要がある松岡と、引き分け以上で優勝の河村。そんな構図のプレーオフである。

ジャパンサーキットレディース
初出場の千田萌花は74の好スコアだったがカウントバックで5位

先にティーショットした河村の1打目は、230ヤード付近のフェアウェイ左をキープ。
勝負をかける松岡は、ビックドライブを敢行。日没迫る薄暮の中、着弾地点がティーグランドからは、確認できなかったが、右方向260ヤード付近までボールを運んだ様だ。
しかし、薄暗くなってきた中、松岡の球を探すと無情にもレッドペナルティーエリアに…
河村の2打目は、ピン手前にオン。カップまでほぼ6m。
松岡は、2打罰となり、レッドペナルティーエリア横ラフからの4打目。ピン奥5m。 無理せず、3打目をカップ20センチまで寄せた河村が、パーで上がり勝負あり。
3位には、カウントバックで花淵が入った。

Japan Circuit Ladies Organization
二口涼
Japan Circuit Ladies Organization
古屋佑佳
Japan Circuit Ladies Organization
吉田菊花

もし、松岡のティショットが・・・・

『たられば』は、ありえないが松岡のティーショットが残っていれば、痺れるパッティング勝負だったかも…
そんな結果をイメージせずにはいられなかった。

JCLOでここ2-3年、競い合ってきた両選手。松岡は、今季途中からプロ宣言をしてのプレーオフで「余計勝ちたかった!」と悔しさを滲ませていた。
河村は、通算5度目の優勝となり、年間ポイントも逆転で2位に。来季の応援プロジェクトでの支援契約も手に入れた。

Japan Circuit Ladies Organization
(左から)松岡華、河村来未、花渕里帆
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集合写真~レストランにて~
Japan Circuit Ladies Organization
リラックスした表情の河村来未

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