第4回
SEAVAC
Princess Cup
高室池ゴルフ倶楽部
小島 彩夏
(11/21)SEAVAC サポーターズコンペ エントリー選手
(11/22)SEAVAC Princess Cup エントリー選手
(11/22)Tournament Pairing(組合せ)
Information
4回目を迎えた高室池での関西大会。昨年優勝の平岡は、レギュラーツアーで活躍中。年々参戦選手も増えており、西日本エリア中心の大会へと広がっていくツアー。
Highlight
昨年までは、ジャパンサーキット唯一の関西大会であった今大会、今年は急遽伊勢大会を開催したこともあり、2024年2戦目の関西大会となった。
昨年は9月開催で想定外の猛暑となり、主催者であるSEAVAC清水社長の「やっぱりもう少し涼しい時期にやろう!」の一言から11月開催となったが、その結果ジャパンサーキットでも過去に例のない1カ月間に4試合をこなすことになったが、恒例の兵庫県は高室池ゴルフ倶楽部で戦いの幕があがった。
11月中旬ということもあり、色とりどりの紅葉を期待したが、猛暑だったせいか色づきに少々物足りない感はあるものの、秋の爽やかな空気の中、午前7:29アウト、インから選手たちがスタートしていった。
前週までグリーンスピードを14フィートで営業していたとのことで、前日のサポーターズコンペでは「グリーンが難しい!!」との声が続出していたが、果たして試合にどう影響してくるのかスタッフも興味津々で経過を見守る。
スタートの1番と10番、ほとんどの選手が無難にパーセーブをしていく中、一人目のバーディーはアウト第4組の寺西、そしてほぼ同時刻にイン第4組の辻岡、それにイン第5組から渡邊が続き、さあここから・・と思われたが、結局スタートホールをバーディーとしたのはこの3人のみとなった。
やはりグリーンコンディションによるものなのか、散見的にバーディーを獲る選手はいるものの、多くの選手がスコアメイクに苦しむ展開となり、フロントナインを終えた段階でアンダーパーはアウト第2組樽本、同じく第3組荒武の1アンダーのみと、前戦のコルゲンコーワオープンに続き我慢比べの様相を呈してくる。
バックナインに入っても昨年のように「連続バーディーで抜け出す」ような選手が現れない。
まずアウト第2組スタートの樽本がバックナインを1オーバーでまとめ、トータルイーブンパー72でホールアウト、後続の選手を待つ。
続くアウト第3組スタートの荒武が後半をバーディーなしの2ボギーとスコアを落としてしまい、トタル1オーバー72でホールアウトし、1打樽本に及ばない。
ほぼ同じころ、イン第4組スタートの小島はボギーが先行しつつも、終盤1つバーディーが来れば樽本に追いつくというところで、8番パー3を会心のバーディー、これで樽本に並んでイーブンパーとする。
最終アウト第6組スタートの神谷次第で3人によるプレーオフの可能性があったが、中盤の14、15番を連続ボギーとしてしまい、こちらも1打及ばず、決着は樽本、小嶋によるプレーオフとなった。
SEAVAC2度目のプレーオフ
プレーオフは、アウト1番を繰り返すサドンデス方式で、小島、樽本の順でティーオフ。
1打目は、どちらもフェアウェイをキープ。2打目も見事両名がグリーンを捉える。樽本はピン手前のぼり約5m近い距離を残し、対する小島はピン右約3m。まず樽本のパットは、カップ右端をかすめてわずかにオーバー、ほぼパーを確定させる。
グリーンの難易度を考えると、確実にチャンスをモノにしたい小島。慎重にラインを読み3mを見事に沈めて1ホールで勝負を決めた。
見事に初優勝した小島は、アマチュアからプロ宣言した初戦がこの大会だった。