第3回
コルゲンコーワ
オープン
ゴルフ倶楽部成田ハイツリー
黒田 光理
Prologue
コルゲンコーワでお馴染み、興和株式会社様主催のエキシビションマッチ。3回目となるこの大会は、アマとの混成組によるプレーとなり、競技の雰囲気を間近でプレーをしながら感じていただく大会。ハイツリーのmember様も開催を楽しみにしている新しいスタイルの競技です。
昨年は、見ごたえあるプレーオフでの優勝決着で大いに参加したアマも盛り上がった。今年は、どんなbattleが待っているか・・・・・?
Highlight
プロのプレーを身近に感じ、同じ次元でプレーする。このコンセプトのもと始められた第3回コルゲンコーワオープンが、木々を赤や黄に美しく染めたゴルフ倶楽部成田ハイツリーで行われた。
お馴染みとなった女子選手2名にゲストが2名で1組を構成し、選手、ゲストそれぞれが競い合うフォーマット。ゲストも競技用のスコアカードを使用し、お互いがマーカーを務めるのでゲストも真剣度があがる。
爽やかな初冬の朝日が紅葉を照らす午前8時、アウト・イン各12組ずつがスタートをしてゆく。
成田ハイツリーは、アウト・インともスタートホールがパー5となっており、選手心理としては無難にスタートしたい反面、できればバーディーが欲しいところ。
ほとんどの選手がパーで順調に滑り出す中、最初にバーディーを奪ったのは、アウト3組目の黒田、続いてインの4組目から松岡。
過去二回の優勝スコアが、-3、イーブンパーとひとつのバーディーが順位に大きく響くこのコース。攻めすぎてもダメだし守りすぎてもいけない、選手にとって気の抜けないコースでもある。
その後も多くの選手がパー発進とし、バーディースタートはアウトから北堀、小林、今、隅原、インからは金本沙来、伊藤の6人だったが、なんとイン7組目の川口がイーグルと会心のスタートをきった。
選手のほとんどがスコアメイクに苦しむ中、まずアウト3組目の黒田が2つのパー5でバーディーを獲り、残りホールを1バーディー1ボギーとし34でホールアウト。6組目の今がスタートホールバーディーから、残りホールをすべてパーとし35で続く。
インからは5組目の三川、10組目の原田、そして夏に行われたJCLO Challenge Tourを制した植竹が同じく35で前半をホールアウトした。
昼休憩をはさみバックナインをスタートすると、前半トップの黒田が出だしでボギーを叩き1アンダーグループに飲み込まれる。
すると、イン5組スタートの三川が1番でバーディーを奪い2アンダーでトップに躍り出たが、続く2番で痛恨のトリプルボギーを叩き一気に優勝争いから脱落してしまう。
その後はスコアが硬直し、1アンダーの黒田と植竹、高野、イーブンパーグループの今、柏原、1オーバーグループの中谷、西山、三川の争いになると思われたが、黒田が15、16番で連続バーディーを奪いそのままホールアウト、トータル3アンダーとして後続を待つ。
追いかけるほとんどの選手が伸び悩み次々とスコアを伸ばせずホールアウトしたなか、最終組植竹が7番でバーディーを奪い、残り2ホールのうちどちらかでバーディーを獲れればプレーオフという状況になる。
しかし、植竹の残り2ホールはパーとなり、最終組ということも相まってこの時点で黒田の初優勝が確定、2位は前述通り植竹、3位はイーブンパーで5人が並ぶ激戦だったが、カウントバックの結果中谷が入った。
クラブハウスで盛り上がった話題!
2位フィニッシュンだった植竹だが、後半追い上げを見てどこからか
「これで植竹選手が優勝したら、姉妹で興和様のスポンサー試合で優勝じゃない?」との声があがった。
そう、植竹愛海の姉は、JLPGAの植竹希望。今年のJLPGAのKKT杯バンテリンレディースで優勝していたのだ。
それをわかっている主催者・興和様のスタッフたち。嫌が応にも盛り上がるクラブハウス、黒田の初優勝か、植竹の成田ハイツリー開催試合連続優勝(もちろん、興和様スポンサー試合姉妹優勝も・・)か!
クラブハウス内では、そんな盛り上がりの一幕があった。