JCLO ChallengeTour
~The Road to Success~
ゴルフ倶楽部成田ハイツリー植竹 愛海
Prologue
2020年は富岡倶楽部で開幕戦として開催、2019年は第5戦として開催したJCLO Challenge Tour。サブタイトルの~The Road to Success~は、選手の成功への道のり、としてプロテスト会場で開催する場合に命名している。もちろん、プロテストを受ける選手たちだけの大会ではなく、賞金を獲りにどんなプロも参戦可能。
Highlight
連日の猛暑が続く日本列島。
ジャパンサーキット・レディース2022第4戦は、容赦ない真夏の太陽が照り付けるゴルフ倶楽部成田ハイツリー(千葉県)
2022年JLPGAのプロテスト一次会場に成田ハイツリーが決定したことから、組み入れられたこの一戦、急遽決まったにも関わらず、成田ハイツリー以外でプロテストを受験する選手も含めて多くの選手がエントリーしてくれた。
午前8時、すでに気温は30度を超えようかという厳しい暑さの中、52名の選手がインコースからスタートしていった。
スタートのイン10番は、ティショットが打ち下ろし、2打目地点からは左にドッグレッグしながら打ち上げていくパー5。
第1組からさっそく長嶺がバーディーとすると、7組森本、8組高橋など8人がバーディー発進を決める。
続く2番では5組寺井がバーディー、ほかにも1番パー5を仕留められなかった3人がバーディーを奪うなど、なかなかロースコアの出ない成田ハイツリーながら高いレベルの戦いとなるかのような予感さえ漂う。
各選手がバーディーを重ね、まず3組大村が2アンダーの34、続く4組からは植竹が4バーディーノーボギーの32でフロントナインを終了。
その後も5組熊倉が34、8組中谷が34と続き、11組の金原が植竹同様に4バーディーノーボギーの会心のゴルフで32をマーク、続いて13組から石川が33、15組から西山が33と先を行く植竹を追う。
後半もバーディー合戦かと思われたが、そこは成田ハイツリー。選手が口々に「アウトが難しい」と言うだけあって、バックナインに入ると一転上位陣のスコアが膠着し始める。
第3組、前半を34で折り返した大村がまず2番でボギーが先行、続く3番をバウンスバックしたものの4番でまたまたボギーを叩いてしまい一歩後退。
1組後ろの植竹も3番でボギーが先行し、選手たちの言う通りアウトに入ってスコアを崩す選手が続出する。
暑さのピークとなる14時をまわって、徐々に選手がホールアウトしてくる。
まず前半を2アンダーで折り返した第3組の大村が5番以降をイーブンパーでまとめ後半37トータル1アンダーでクラブハウスリーダーとなったが、直後の第4組植竹が後半を1バーディー2ボギーと踏ん張り、後半を大村に同じく37で3アンダーをマーク、大村に替わってクラブハウスリーダーとなる。
その後は、バックナインをアンダーパーで上がる選手が少なく、なかなか植竹を上回る選手が現れない。
そんななか、11組と遅めのスタートの金原が6番をバーディーとし、残り3ホールでバーディーを奪うかパーを続ければ逆転、悪くてプレーオフという状況だったが、最終ホールでボギーを叩いてしまい、1打届かず70でホールアウト。
前半を33で折り返した西山も、出だしの2連続ボギーが響き後半38と振るわずトータル71。
真夏の成田決戦は、3アンダー69で植竹愛海が初優勝という結果に終わった。
2位にはトータル70で金原、3位にはカウントバックの結果西山が71で入った。
後日談となるが・・・
優勝した植竹愛海は、翌週に成田ハイツリー行われたJLPGAプロテストで、一次予選を1アンダー5位タイで通過。また、彼女をはじめトップ通過の高野あかりを含めた11名が1次予選を通過した。
スタッフはもとより、会場を提供いただいたゴルフ倶楽部成田ハイツリーの関係者皆様もまだ1次が終わったばかりとは言え、この結果をうれしく受け止めていると思う。