第1回
FUJI METAL
Challenge Cup
姉ヶ崎カントリー倶楽部
濱野 希
Information
今期よりメインサポーターとして選手にサポータズコンペと試合を提供して下さる、川崎市に本社と7つの工場を持つ株式会社フジメタル。5月11日にサポータズコンペを選手10名とサポーター30名(10組)で開催予定。翌日の5月12日に賞金総額200万をかけてChallenge Cupを開催。
サポーターズコンペは、プレミアム会員から優先的に案内を行います。
※サポータズコンペメンバーに確定後、キャンセルをした選手は次回のサポーターズコンペの優先はいたしません
Highlight
ジャパンサーキット・レディース2022第2戦は、新設大会となる「第1回FUJI METAL Challenge Cup」。会場も初開催となる千葉県姉ヶ崎カントリー倶楽部。
気まぐれに日替わりの天気が心配されたが、前日に行われたサポーターズコンペは予報を覆す好天に恵まれ、本戦当日も雨予報がでていたものの本格的な雨に降られることもなく無事試合を行うことができた。
昭和35年の会場以来、数多くのツアー競技を開催してきた姉ヶ崎カントリークラブ。今回使用するのは西コース、選手たちにとっても挑戦し甲斐のあるコースであることは間違いない。
今にも降り出しそうな曇天のなか、7時30分OUT、INそれぞれ5組ずつ40名の選手がスタートしていく。
いつもなら幸先よくスタートでバーディーを決める選手が数多くでるが、さすが難コースというべきかスタートホールでバーディーを決めたのは、イン第5組スタートの松澤ただ一人。
ここ何試合か続いたロースコアでの優勝争いではなく、イーブンパーを境にした我慢比べかと思われたが、アウト4組目スタートの幡野が2番、3番の連続バーディーを皮切りに8番までに4つのバーディーを奪い4アンダーとし、他の選手を圧倒してレースの序盤を引っ張る。
幡野は折り返し前の9番をボギーとしたもののハーフを終えて3アンダー。 アウトスタートでは古家、河村が1アンダーでこれに続くが、インスタート組からはアンダーパーは現れず花渕、千葉がイーブンパー、アウトスタートの鈴木、三川が同じくイーブンパーで後半に入っていった。
後半の滑り出し、少々雨の強くなる時間はあったものの本降りになることもなく、選手たちが順調にホールを消化するなか、前半戦を引っ張った幡野はボギーが先行するとスコアを伸ばせず徐々に優勝争いから後退していく。
後半に入ってスコアが伸び悩んだり落としたりする選手たちを尻目に、インに入って着実にパーを重ねて前半の1アンダーを守る河村、後半の1番から3番を3連続バーディーとした濱野が前半の2オーバーを取り戻し1アンダーグループに入ってくると、一組前の上原も同じく4、5、6番を3連続バーディーで盛り返し1アンダーとする。そこに開幕戦からの連勝と出場試合4連勝のかかる最終組千葉が、ボギーを叩くもののすかさずバーディーを奪い、スコアを崩さず上原、濱野、河村を追走する。
試合の最終盤、1打を争う好展開となった中、濱野が6番をバーディーとして2アンダー。4人のドッグファイトから頭一つ抜け出す。残り3ホールの戦いは、7番ショートホールで上原が痛恨のボギー、アウト、インそれぞれの最終組でチャンスのあった千葉、河村も3ホールすべてをパーとして1打及ばず、濱野の通算3勝目が決定した。
2位には1打差で千葉、そして3位には同じく1打差ながら18番からのカウントバックの結果河村が入った。
1打差で最終盤まで争う展開となったのは、やはり姉ヶ崎カントリークラブのもつ難易度がなせることなのだろうか。
来年もここ姉ヶ崎で会いましょう!
好試合を展開したこともさることながら、大盛況で終わることのできたサポーターズコンペのおかげも相まって、表彰式の最後に大会主催者である株式会社フジメタル 藤井社長から「来年もここ姉ヶ崎で会いましょう!」との言葉をいただいた。
選手たちの拍手が表彰式の会場に一層大きく響いたのは言うまでもない。