第3回
友愛
ChallengeCup
ワンウェイゴルフクラブ
西山 美希
Prologue
第3回を迎える友愛Cup。今期は、新たな試みとして「友愛スリーツアーズ」としてスタートします。
Highlight
変異ウィルスの影響から未だ終息の気配が見えないCOV-19。そんな中だが、昨年延期になった2020年のJLPGAプロテストも開始され徐々に「withコロナ」として日本国内では、様々なイベントが始まっている。
JCLO2021も、体制を整えて第2戦に挑んだ。会場は、茨城県のワンウェイゴルフクラブ。今年で第3を迎えた友愛ChallengeCupで、JIPGA(日本インストラクター協会)のシニアプロとの共同開催となる。
前日までの予報は、曇りのち雨で、早いスタートの選手が有利かと思われたがさほど崩れす様子もなく、気温は平年並みの18度前後。9:00に1番ホールからスタートして行く。ワンウェイと言う名称のとおり、スタート後は18番までクラブハウスに戻ることない。ホールアウト迄、状況はモニター組とカート追いかけ組に分かれての運営となった。
前半のホールでは、古家、高久(ゆ)、吉田がバーディスタートを切り、-1がズラリと並んだ。このコースは、後半に行くほど難しくなりズルズルとスコアが落ちていくことで有名。ましてや11フィート、22コンパクッションのグリーンコンディションは後半に行くほど、影響してくることは容易に予想できた。
中盤を過ぎると、西山美希が一人アンダーをキープ。以下オーバーパーで後続が続く展開。モニター入力を今回は義務付けているため、各自順位と上位のスコアは絶えず確認ができる。 後半は、その順位を頭に入れながらのコースマネジメントになるかと思われた。
西山は、無理せず確実なゴルフでパーセーブが続く。2位以下は、団子状態であるモノのの、各ホールがスコアが入力されるたびに目まぐるしく順位が変動する。 しかし、このコースコンディションでは、攻めて行くとミスが出る確率が高い。2位以下の順位変動は、スコアを落として脱落するパターンが多かった。特に、あがりの3ホールでは、各選手勝負に出たのか、大きくスコアが動いた。
トップと4打差以上ついてホールアウトしても、後続がどんどんスコアを崩すパターンで一人また一人と順位が上がっていく・・・・・ 西山は最終組。一緒にラウンドする石川も2位タイで続いていたが、あがり3ホールで大きく崩して12位。
結果的に、西山が-2の70でぶっちぎり。2位以下は+3の75で古家と桑山となった。どちらも本人曰く「え!入賞?」といったまさかの感じが印象的だった。 「グリーンが難しい!早い!」と、上がってくる選手全員がこの第一声だった。 ホールアウト後に西山と石川に話を聞いてみた。
西山美希
全てPar以上をキープが目標でプレーし続けました。
後半に入ってから順位を意識しだすと
3打差あったので、「無理しなくていい」と思ってしまった。
そのとたん、16,17で1つづつスコアを落としてしまった。
最後は、再度気合を入れてバーディで上がったが、少し、自分に甘えてしまった。
石川茉友夏
順位は全く意識ていなかった。
後半、スコアを崩したのは、勝ちにいて攻めたわけではなく
自分の力不足。とにかく、16,17は難しかった。
西山は、昨年の相模湖に次いで2度目の優勝。